債務整理とは？

　現在、わが国における消費者金融（サラ金）の利用者は、１，４００万人を超えていると言われています。返済困難に陥っている多重債務者は増加の一途をたどり、その数は２００万人を越えていると言われています。　

　その要因の一つに、「 高金利 」を挙げることが出来ます。多くの消費者金融（サラ金）は、利息制限法（借入額１０万円以上１００万円未満なら、年１８％）を超える約定利率、例えば年２９．２％等）により貸付を行っていました（近年、新法の成立により徐々に改善されてきております）。このような高金利による返済では完済に至ることは難しく、債権者からの厳しい取り立てや、勤務先への取り立てから逃れるため、借金を返済するための借金をせざるをえなくなります。このような状態を続けることにより、借入先は増え、返済困難に陥る多重債務者が増加したものと思われます。

　多重債務者の債務につき法律的に整理し、解決することを「 債務整理 」といいます。

そして、以下の法律的な手続きにより、「債務整理 」していくことになります。

　　１．任意整理

　　２．自己破産

　　３．個人再生

「 債務整理 」の手続きの流れは以下のとおりです。

　　１．お電話・メールによるお問い合わせ

まずはお気軽にお電話ください。　　　　　

面談日時などの打ち合わせをします。

　　２．受任

　受任通知を債権者に送ることで債権者からの請求がストップします。そして、家計を把握し、返済可能額を算出します。なお、この時点で方針が決定することもあります。

　　３．利息引き直し計算

　消費者金融など利息制限法の利率を超過する取引については、利息制限法の利率に引き直して計算し、残債務を確定します。引き直し計算をした結果、払い過ぎた部分（過払金）があれば返還請求を行います。

　　４．方針決定

　引き直し計算の結果及び月々の返済可能額などを元に、適切な「 債務整理 」の方針を決定します。