任意整理とは、多重債務に陥り約定通りの返済が困難となった場合に、裁判所を通さ

ずに、直接債権者と交渉することによって、債務者の生活の改善をはかっていく手続き

です。この中には、過払い金の返還請求、過払い金を原資とした一括返済、相互に債

権・債務が存在しないことを確認する旨の和解契約、残債務額を確定したうえでの分割

払い等が含まれます。

メリット 

　・　専門家に依頼して受任通知が債権者に到達した時点で、債権者からの取立てが

　　止まる（和解が成立するまでの間、取り立ては止まるので、その間に家計を見直す

　　ことができる）

　・　過払金が発生している場合、過払金の回収も同時に出来る

　・　相手を選べる（車のローンの債権者を除外したりなど）

　・　債務名義とならない。（和解後の弁済が万一滞ったとしても、裁判手続きを経ずに

　　直ちに強制執行を受けることはありません。） 

デメリット

　・　相手方が和解に応じない場合、解決に至るのに長期化するおそれがある。

　・　信用情報機関（いわゆるブラックリスト）に登録されるため、一般的に 約５年から

　　７年間はローンやクレジットが組めなくなる。

「 債務整理 」にて方針が任意整理に決定したら、

　１．各債権者と交渉

　　債務が残るのであれば返済案の提示を、

　　過払い金が発生しているのであれば返還請求の交渉をします。

　２．和解契約の締結

 　　和解の条件を精査し、和解契約を締結します。

という流れになります。

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